合計いくらに?無職が削った固定費の全て

「固定費削減なんてたかが知れてるでしょ」

果たしてそうでしょうか?


私は無職になったのを機に、固定費削減に取り組みました。

その結果はというと…


¥22,390/月です。


こんなに減らせるなら、もっと早くやるべきでした。


以下が実際に私が減らした固定費一覧(目次)です。

どのように判断して減らしていったのか、興味のある方はぜひご覧ください。


目次

1. 駐車場、自動車保険、軽自動車税、車検

いきなりですが4つまとめていきます。

なぜなら、「ある物」を手放したことによって、自動的にまとめて削減できたからです。


そう、「車」です。


固定費削減のポイントはこうした、「家賃やローン」「車」「保険」の3大支出にしっかり向き合うことが重要です。

なぜなら、家計に占める割合が大きい分、減らせる額も大きくなる可能性が高いからです。


そして、「月々の支払い」だけではなく、「年払い」だったり2年に1回のような「定期的な支払い」も考慮して判断していくのもポイントです。

いくら削減できるか、より正確に計算できるからです。


ここでは「軽自動車税(年払い)」と「車検(2年に1回)」がそれに当たります。

それが1ヶ月あたりいくらの支出になるか計算してみましょう。


以下が、実際に私が毎月車に支払っていた額です。

  • 駐車場:¥8,800/月
  • 自動車保険:¥3,230/月
  • 軽自動車税:¥600/月(¥7,200/12ヶ月)
  • 車検:¥3,750/月(約¥90,000/24ヶ月)


これらを全て削減しました。


「車を手放すと決断する」のは決して簡単ではありませんでした。

しかし、こうやって車の維持費をしっかり計算してみると、どれだけ家計を圧迫するかがわかりました。(実際には定期的な部品の交換など、もっと維持費はかかります)

そして「今の生活には見合っていない」と判断しました。


【維持すべき?】無職が車を手放して感じたメリット、デメリット

2. 医療保険

以下の3つの理由から必要ないと判断しました。

1.高額療養費制度により手厚い保護がある

高額療養費制度とは、「医療費がどんなにかかっても、月の決められた上限を超えた分は払い戻される」という制度です。具体的には年収370万以下だと57,600円、無収入であれば35,400円が月の上限です。例えば、無収入の人がある月に医療費で135,400円かかったとします。すると100,000円は払い戻されるそうです。高額医療や差額ベッド代など適用外はありますが、多くの場合はこの範囲に収まりそうです。

2.患者の選択によらない場合、差額ベッド代は請求できない

差額ベッド代とは、入院時に大部屋ではなく個室を希望した場合に必要な料金です。高額療養費制度の対象外です。しかし表題の通り、患者の選択によらない場合、差額ベッド代を請求できないそうです。「患者の選択によらない」とは、「大部屋は満室だから個室に入ってね」といった場合です。これは患者の選択ではなく、病院の事情です。

3.とにかく不安を煽られ、過剰に保険に入ってしまう

全部の保険が不要だとは思いません。しかし現状は、保険会社にとにかく不安を煽られ、正常な判断ができず過剰に保険に入ってしまう、という傾向が強いと感じています。


もともと、上記3つの認識はありましたが、それでも結局「皆入っているし」「やっぱり不安だ」という理由で払い続けていました。

しかし、この機会に改めて考え、不要だと判断しました。


医療保険:¥1,385/月

3. 生命保険

これに関しても「本当に必要?」という疑問が常にありました。

他の人も入っているし、と惰性で払い続けていました。


家族がいれば必要な場合が多いかと思います。


しかし、一人暮らしが生命保険に入る理由とはなんでしょうか?

「火葬費用を親に負担させないように」ぐらいではないでしょうか?


その分の費用さえ残せるなら、必要ないと私は思います。

なのでこれを機会に生命保険も解約しました。


生命保険:¥692/月

4. 火災保険

保険会社を安いところに切り替えました。


それは次のような実態を知ったからです。

火災保険は賃貸契約時に仲介会社が勧めるがままに契約してしまうことが多いそうです。本当は保険会社を選べるのですが「まるで選択肢がない」かのように言葉巧みに説明してきます。そして勧めてくる保険会社はたいてい、その仲介会社が「懇意にしている保険会社」の「保険料の高い商品」になります。なぜなら、仲介会社はキックバックをもらえるからです。


自分の状況と照らし合わせてみると、見事に当てはまっていました。

他社と比較して、現在の「¥10,400/年」から「¥4,000/年」のものに切り替えました。


火災保険:¥533/月(¥10,400/年 − ¥4000/年 = ¥6,400/年)

5. NHK

これはテレビを捨てたことで実現しました。


もともと、YouTubeを見る時間が増えるのに伴ってテレビを見る時間は減っていました。

さらに、テレビの大半の情報にも価値を感じなくなっていました。


「テレビを見続けることが月1200円の支払いに見合っているのか?」


私には見合っていないと判断しました。

そしてテレビを捨てると同時に、NHKも解約しました。


現在テレビを捨てて約1年が経ちます。

全く問題はありません…


と言いたいところですが、正直に言うと、お笑い番組が見れないのだけは少し心残りです。


しかしトレードオフです。

何かを得るには何かを捨てなきゃいけないと割り切っています。

後悔は全くありません。


NHK:¥1200/月

6. 固定電話

一人暮らしをして約10年間、1度も固定電話を部屋に設置したことはありません。

にも関わらず、その間ずっと払い続けていました。


なぜかは分かりませんが、次のような訳のわからない思い込みをずっと持っていました。

「インターネットを使う人は、固定電話回線が必然的に付随し、使う使わないに関わらず基本料金を払わなきゃいけない」


今回、固定費を見直そうと思って初めて疑問に思い調べてみると「固定電話のみを解約できる」とのことでした。

もちろん解約しました。


固定電話:¥400/月

7. スマホ

これはわりと最近です。

楽天モバイルに切り替えました。


もともと格安シムを使ったいたため、毎月の支払いは平均すると1800円ぐらいで、そんなに高くありませんでした。

しかし固定費削減のためには楽天モバイルの「最初の1年間無料」には抗えませんでした。


1年後無料期間が終わっても、自分のデータ通信量を考えると月額1,000円となり、どの道安くなる計算です。

この移行にかかった費用はMNP転出の3,000円のみです。


機種も以前のものをそのまま使えるので、新しく購入する必要もありませんでした。


スマホ:¥1,800/月

8. 合計

以下がまとめた表です。

固定費の種類月額
1駐車場¥8,800
2自動車保険  ¥3,230
3軽自動車税¥600
4車検¥3,750
5医療保険¥1,385
6生命保険¥692
7火災保険¥533
8NHK¥1,200
9固定電話¥400
10スマホ¥1,800
合計¥22,390


年間で約27万円になります。


「固定費の見直し」をやって本当によかったと思いました。

こういった機会を作らなければ、今もたくさんの無駄な支払いを続けていたでしょう。


状況は人によって様々なので何を減らせるかも人それぞれだと思います。

意外と減らせるものがありますので、ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか?


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